思春期外来
思春期で悩まれている方々へ
思春期とは、子どもから大人に変わっていく8歳~18歳くらいまでの時期のことを言います。この時期は特に、女性の心と身体が大きく変化するため、体調を崩したりメンタルが安定しなかったりと不調が現れやすい時でもあります。
「身体の変化」と「心の変化」は同じペースで進むわけでなく、変化もスピードも人それぞれです。
友人にも言えずに、一人で抱え込んでいることはありませんか?
当院では、月経などによる変化や心の問題に対応するために、随時ご相談を受け付けております。
ご来院はご家族と一緒でも、保護者の方のみでも可能ですので、お気軽にご相談ください。
このようなお悩みありませんか?
- 生理がおかしい
- 生理痛がつらい
- 初経がまだ来ない
- 妊娠したかもしれない
- 避妊について知っておきたい
- 生理不順で気になっている
- 女性器の痒みやにおいなどが気になる
- おりものが多い
- 夜に眠れない
- 身体が疲れやすくてつらい
- イライラすることがある
- ニキビが気になる
- 親や友達には言えない悩みがある
お気軽に当院までご相談ください
・誰に聞いたら良いかわからない
・自分の身体がおかしいかもしれない
・家族にも相談しにくい身体の悩みがある
当院では、このような思春期ならではのお悩みに対して、丁寧なカウンセリングを行います。
女性医師も在籍しておりますので、女性ならではのお悩みはお気軽にご相談ください。
思春期の身体の変化
女性らしいふっくらとした体つきになり、女性ホルモンの影響で、身長が止まるのもこの頃です。
成熟した身体を作るために大切な時期なので、規則正しい食生活と十分な睡眠時間を確保するよう心掛けることが大切です。
学校での集団生活や家族からの影響を受けながら、一人の大人として「自分らしさ」を確立したくなる時期です。
大人でもない子どもでもない思春期は、自分の変化に戸惑ってしまい、家族や友人、異性とどう接していいか悩むことも多いでしょう。
ニキビは皮脂の過剰分泌が原因とされており、思春期はホルモンバランスの影響で皮脂分泌が増える時期です。ニキビはいずれは治りますが、無理につぶしたりすると痕が残ってしまうため、肌をケアするなど適切な対応が必要です。
思春期は成長の過程であるため、月経の量や周期が不安定です。初めて月経を迎えてから安定するまでには個人差がありますが、だいたい3年くらいで安定すると言われています。月経がしばらく来ない、月経が止まらない、月経が頻繁に来るといった症状はご相談ください。
子宮頸がん検診
子宮頸がんはワクチン接種で
予防できるかもしれません
子宮頸がんは約95%の割合で、ヒトパピローマウイルス(HPV)が原因になっています。
このウイルスはありふれたもので、性的接触により男女問わず多くの人々(性交渉の経験がある女性のうち5~8割)が感染します。
小学校6年生(年度始め4月1日)から高校1年生(年度末3月31日)が定期接種の対象となっていますので、公費で予防接種を受けることが可能です。
既に感染したウイルスはワクチンで排除できません。性交渉を経験する前の10歳代前半に接種することが推奨されています。
対象期間 | 12歳となる日に属する年度初日から、16歳となる日に属する年度の末日までの女性 (小学6年生から高校1年生) |
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接種回数 | 1ヶ月以上の間隔をあけて2回接種した後、期間を空けて3回目の接種をします。 |
リスク・副作用 | HPVワクチンは筋肉注射であるため、90%以上の方に痛みや腫れなどの局所症状が生じると言われています。 接種後しばらくふらっとなったり、気分が悪くなったり、ひどい症状では倒れたりする可能性もありますので、接種後は安静にしていただきます。 |