産後のご案内
心身ともに休息し、自宅で育児に
取り組めるようサポートします
当院では出産後のお母さんのサポートを積極的に行っています。
赤ちゃんのことや授乳のことなど、一人ひとりに合わせて相談にのっています。
授乳の仕方、乳腺炎の心配などはお子様がいくつになっても授乳されている間はご相談ください。
産後のケア
心身のサポート、
悩み相談
提供
授乳方法の指導
などの育児技術の
指導
1週間健診
産後のお母さんと赤ちゃんのための健診です。授乳の状況や黄疸のチェックなどを行います。実際に家で赤ちゃんと生活してみて感じる心配事をサポートします。
1ヶ月健診
産後一ヶ月前後にお母さんと赤ちゃんの健診を行います。赤ちゃんの発育や発達の状態と産後のお母さんの心と身体の状態をチェックします。
身体のこと、母乳のこと、心配なことなど気になることがあれば、ご相談ください。
★毎週木曜日:午後
産後の赤ちゃんについて
授乳時間について
母乳は赤ちゃんが欲しがったら、その都度授乳してあげましょう。1~2時間毎でもかまいません。
ただ、1回の授乳時間はダラダラとあげずに20分くらいで終わるよう心掛けましょう。
昼間の授乳は3時間毎に眠っていても起こして授乳してください。
真夜中の授乳は眠っていれば時間が空いてもかまいません。(1日7~8回を目安にしましょう)
ただし1週間後の検査までは、夜間も3時間以上は空けないようにしましょう。
一般的なこと
排便回数は1日何回でもかまいませんが、2日に1回以上あればいいでしょう。
4~5日排便がなければ当院までご相談ください。
毎日気を付けること
皮膚の色と状態:顔、手足先が紫色をしていたらご来院ください。
呼吸の様子:1分間に40~50回あれば正常です。
熱の有無:36.5℃~37.5℃が正常体温調節が未熟なため、外気温に左右されます。低体温、発熱に注意しましょう。
嘔吐について:赤ちゃんはゲップがうまく出なかったり、飲みすぎても吐いてしまいます。少量の嘔吐は心配ありません。しかし、噴水のような嘔吐があったらすぐにご来院ください。
産後のお母さんについて
退院後の生活
睡眠不足に注意して昼寝を心掛けましょう。退院後1週間は入院中と同じ程度の生活をし、1週間を過ぎたら家事等の軽い仕事から始めて、6~8週間で普通の生活に戻してください。1人での外出や車の運転は約4週間過ぎてからにしましょう。
マタニティーブルーズ
マタニティーブルーズとは、わけもなく涙が出たり、イライラしたり、突然自己嫌悪に陥ったりする症状です。ホルモンバランスの乱れによって自律神経やメンタルが不安定になることで一時的に気分が落ち込みます。
その他、食欲不振、集中力の低下、頭痛などの症状が現れることがありますが、一時的なもので治療の必要はありません。公園でお散歩したり、誰かと会ったりすることで気分が解消される方が多くいますので、少しでも気を紛らわすように心掛けましょう。
産後うつ
産後にホルモンバランスの乱れで不安定なメンタルになることはあっても、マタニティーブルーズの場合1週間程で治まってきます。しかし、寝不足・栄養不足で出産の疲れがなかなか回復できずにいると、産後うつになってしまう可能性もあります。産後うつは産後2~3週間から3ヶ月くらいの間に発症されると言われており、うつ病と同じような嫌悪感、不眠、憂鬱な状態が続くなどの症状がある方は危険なサインです。心当たりのある方は早めにご相談ください。